回復コンソール

起動できなくなったマシンのサポートでお客様のところにお伺いしました。
WindowsのXP HOME Editionです。
起動させるとブルーの画面に白い文字でなにやらゴチャゴチャとでてきます。
その画面は深刻なエラーの場合によくお目にかかるものです。
時にはハードディスクのエラーであったり、時にはWidnowsの不具合で出ることもあります。
書いてあることはその時々で少しずつ違っています。
こんな場合はまずその画面に書いてあることをよく読むことです。
ヒントになりそうなことが出ている場合があります。
今回の場合は『Boot』という言葉が出ていました。
これは起動時に必要なファイルについている名前によく見られるものです。
ということで今回は『起動に必要なファイルがおかしいのでは』ということで作業を進めました。
お客様のマシンはNEC製です。当然のことながらWindowsのCDROMはついていません。
持参したWindowsのCDでまず起動させます。
インストールのメニューになったら修復を選んでいきます。
いくつかの指示に従っていくと黒い画面に白い文字でなにやら出てきます。
「どのWindowsにログインしますか?」
と聞いてきますので、数字の1を押して次に進みます。
メーカー製のマシンの場合はパスワードは何も入れなくても入れるはずです。
そのままEnterキーを押します。
そうすると
C:\Windows
という白い文字が出てきます。これが回復コンソールと言うものです。
古くからパソコンをさわっている方の中には『プロンプト』と言ったほうがわかりやすいかもしれませんね。
白い文字の後ろには点滅するカーソルが現れています。
ここに『Fixboot』と入れてやりますと、起動時に必要なファイルを修復してくれます。
今回はこれだけで起動不能状態から復活できました。
普通ではちょっと見ることのない画面での作業です。
さらに間違えると手に終えなくなる場合もありますので、
ご自身で実施される場合には十分に下調べをしてから行ってください。

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