カーナビのHDD

だいぶ前のことですが、カーナビに入っているHDDの交換という依頼がありました。
カーナビ自体触ったこともないし、どんな仕組みかも知らなかったのですが、
お客様がご自身である程度調べてくれていました。
HDDはパーティションというもので区切って使うことが出来ます。
ひとつのHDDを2つに区切るとCドライブ、Dドライブと分けることが出来ます。
これをフォーマットして使うのです。
フォーマットにも数種類ありまして、
WindowsですとFAT32かNTFSというものでフォーマットしています。
今回のカーナビはOSにUnixというものが使われていまして、
これとは違うフォーマットのドライブと通常のFAT32のフォーマットのものが混在しているようです。
ということでUnixでフォーマットしないといけないわけでありまして、
このときはKnoopixというUnixでやりました。
Googleで調べるとわかりますが、これだとCDROMだけで起動できるという優れものです。
まずCDのイメージをダウンロードし、ディスクに焼きます。
これをドライブに入れて起動します。
長々と時間がかかりますが、見慣れないデスクトップが出てきます。
USBでHDDを接続し、認識できているか確かめてからまずはパーティションです。
以前のHDDは6対4できられていたので電卓片手に計算します。
何とか同じ割合でパーティションを切ってやります。
次に問題のEXT3(だったかな?)で前のパーティションをフォーマット。
次に残りをFAT32でフォーマットします。
これでUnixの作業は終了です。
次にあらかじめとっておいた古いHDDのイメージを戻します。
これにはNortonGhostというソフトを使います。
フロッピー一枚で起動でき、しかも簡単で速いです。
ほかのソフトを使ったことが無いものでどの程度速いかというのはわからないのですが。。。
で・・・・・・なんとか無事にデータを戻しました。
中身を見るためにはWindowsでは見れません。
EXT3というフォーマットはUnixでないと見れないのです。
で再びKnoopixで確認して終了です。
カーナビ本体はお預かりしていないのでこのまま納品です。
ま、なんとなく出来そうな気はしてましたが初めての経験でしてちょっとビビッての作業でした。

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